授業のユニバーサルデザイン研究会第2回和歌山大会を終えて

2月1日に本校で授業のユニバーサルデザイン研究会 第2回和歌山大会が開催されました。インフルエンザ、
道路の凍結様々な心配もありましたが、当日は寒さもゆるみ、うららかな日和となりました。
県内はもとより、
北は北海道札幌市から南は鹿児島県奄美市まで、全国各地から60名の方々が参加してくれました。昨年4月に
小中一緒に生活を始めましたが、「全員がわかる・できる授業」「複式授業での授業づくりの工夫」「小規模校に
おける小中一貫教育の在り方」について、小中合同で研究に取り組んできたことを見ていただきました。多くの参
会者にも臆することなく、意欲的に学習に取り組む子どもたちに対し、「この6ヶ月で恐ろしい程成長しましたね。
もう全国レベルですよ。」「子ども達の授業を受ける様子を拝見して、涙が出ました。」という講師の先生や参会
者から心温まるご意見をたくさんいただきました。その中からいくつかを紹介します。

フリートーク活動について

・子どもたちが、自分の考えを話すことと同時に、友達の話を聞くことが、毎日の積み重ねでよくできていました。
他者に受け入れられる思いが、自分を更に高めようという原動力になると思います。

・自分の言葉で話せる。要点を板書できる。すばらしい子ども達が育っていると感じました。

公開授業について

・中1の理科の授業を参観させていただきました。2名の男子のみのクラスでしたが、楽しんで実験を進めていく様子
が微笑ましかったです。先生が温かく見守っておられ、生徒が先生の指示にその都度「はい」と頷く様子から3人の
信頼関係がうまく築かれているのがわかりました。

・指導者の生徒に対する支援が、いろんなところでスムーズにおこなわていたところがすごいと思った。やはり、教材を指導
者が、読み込んで授業に臨むことの大切さを感じた。児童については、自分たちで授業を進めようとする意欲や姿勢が前
向きであり、日頃の授業を大切にしている事が伝わってきました。

その他

・公開授業が終わり、下校する子ども達の自信に満ちた顔を見ました。話しかけるときちんと応答してくれました。こ
れまでの取組の成果を強く感じました。