「新たな旅立ち」

                                 校長 松尾 詩朗

例年になく厳しい寒さが長く続いた後の急激な温度上昇とともに、季節の花の開花も慌ただしくなってきま
した。校内の風景も急変し、年末から毎日午前中は霜で凍っていたパンジーやビオラも徐々に大きくなってき
ました。またチューリップや桜の蕾が急激に膨らみ、入学式まで花が持たないのではと心配する今日この頃で
す。

どんなに冬が長く寒くとも、春になると、何事もなかったかのように花を咲かせようと準備を始める花木の
たくましさに、今年も勇気をもらった気がします。

素晴らしい春の陽光に包まれて、3月8日には○○○○さんが長谷毛原中学校を、3月19日には○○○○君、
○○○○君、○○○○君、○○○○さん、○○○○さんが毛原小学校を巣立って行きました。長谷毛原中学校は
昭和22年(1947年)の開校以来、卒業生は1846名、毛原小学校は明治8年(1875年)の開校以来、卒業
生は2480名となりました。平成24年4月1日に毛原小学校と長谷毛原中学校が一つになり、新たな歴史
がスタートして初めての卒業生です。

お忙しい中、祝福にお越し頂いた来賓の皆様、在校生の保護者の皆様、祝電祝詞を贈って下さいました皆様、
ほんとうにありがとうございました。また、これまで本校児童・生徒を温かく育んでいただきました地域の
皆様にも厚く御礼申し上げます。

 これからも、「一人ひとりが輝く学校」を理想とし、「豊かな心と確かな学力を持ち、共にたくましく生きる
児童・生徒の育成」を教育目標に掲げ、子ども一人ひとりに力をつけると共に、人と人との強いつながりを大切
にした教育を進めていきたいと考えています。地域の皆様、保護者の皆様、今まで同様ご支援、ご協力よろしく
お願いいたします。